プロジェクト・ゾンボイド、ノックス事件の個人的なまとめ。
(マクグリュー司令官を罵るのは気持ちはわからんでもねーけどさあ)
ファッキンニューイヤー!
そもそもプロジェクトゾンボイド って何よ
プロジェクトゾンボイドというのは要するにゾンビゲームである。
基本として製作側はプレイヤーが生き残る事を期待などしていない。
何なら死ねと思ってるし死ぬまでがゲームの本題である。
酷いと思うだろう、だけどこれが結構楽しいのだ。
未だに銃器関連のアプデで散弾銃が銃身曲がってるとしか思えぬクソの如き照準なのは気に食わないが、このゲームが好きだ。
ガラスぶち割って侵入すると出血するし、防犯アラーム鳴るし、マスゴミヘリコプターが追いかけてくるし、突然誰かが自殺してゾンビが津波のように歩き出すけど楽しい。
まあ作者最高記録は未だに数日である、完全にモブだな・・・。
さて、今回はそんなこのゲームでの設定というか、世界状況を解説していきたい。
1993年7月、アメリカ合衆国ケンタッキー州ノックス郡はゾンビに包まれた!
ゲームの舞台はケンタッキー州、マルドローやウェストポイントなどがある州である。
現実のケンタッキー州についてはウィキペディアでも開いて頂くとして、ゲーム内でのケンタッキー州について少しお話しする。
マルドロー、ウェストポイント、マーチリッジなどの町があり、有志制作のMODもあればフォートノックスなどの地域にも行ける。
いわゆるノックス郡と呼ばれる地域だ。
貴方が慎重かつしっかりとしているのなら、年単位の長期生存も可能だろう。
感染が発生したのは恐らく7月1日辺りと思われる。
ゲーム内ラジオのテキストを見ると分かるが数日前からノックス郡は通信障害が起きているので、恐らく感染のせいだろう。
1日としたのはゲームの開始日が7月8日辺りであるからだ。
主人公の経歴は自作次第になるからさておき、主人公は8日からゲームをスタートすることになる(シナリオにもよるが)。
既にゾンビさんがちらほらしており、どう考えても佐賀県を救ってくれなさそうな連中である。
これだけ感染しているのはラジオで示されるのだが、このウィルス空気感染するのだ。
・・・どっかの学校立て篭もり系作品みたーい。
若干ネタバレになるが、テキストを見ると感染第二波到来により日本の沖縄や東京、韓国のソウル、さらにはロンドンやモガディシュにまで波及し西海岸や東海岸にも感染が及んでいる。
余談だが本作でもWHOはアホで役立たずのポンコツであり、アメリカ人は感染何それとばかしに元気にデモしている、君たちさぁ・・・。
症例としてはインフルエンザに近いようだ。
封鎖区域の外側では
ラジオやテレビの様子では1日以内にノックス郡を封鎖し、フェンスを敷いて軍を展開したようである。
ゲーム内では確認できないが軍は封鎖区域内にいくつか診療所やキャンプを設営して、避難作戦をしていることが示されている。
「政府は本日、1993年7月10日午前11時を以て声明を発表する。
多くの憶測と多くの虚偽が出回っている。本会見は冷静さを保つよう訴えるものである。
現在ノックス郡での事件がアウトブレイクであることが確認されている。
」
この文章はラジオからの引用だが初手で軍は嘘をついているようだ。
もっとも、この時点でゾンビを死者と認識してないから仕方ない点はあるのだが・・・。
ジョン・マクグリュー司令官について
テレビなどで出てくるジョン・マクグリュー司令官(以後マクグリュー司令官)だが、どうやら勲章テッカテカの優秀な人間らしい。
上記会見の際に「質問は一切受け付けない!」と言って退席しているが、大統領とCDCの三者会談をしたり現地で指揮を執ったりしているようだ。
どうやら空気感染にも耐性があったのか、それとも事前に録音したのか後半でも会見している。
大統領の様子
ラジオなどの資料ではどうやら大統領は辞職した可能性がある。
また、共和党党員からの非難が飛んでいる事から恐らく民主党系である可能性も推測される。
少なくとも会見の様子はかなり・・・頼りないものだ。
「患者が回復しないなどという証拠はない」→「患者が回復するという可能性はなくなってはいないが・・・かなり低い可能性であることが示されている」など。
しきりに「ノックス事件の感染拡大は阻止されている、社会的混乱はやめるように」と言っているが、むしろそれが不安を煽ってるフシも・・・。
感染拡大
事態が手に負えない、また封鎖区域内の状況不明から混乱するアメリカ。
ついに18時以降の全主要都市夜間外出禁止令を発令にいたる。
「これは貴方の身を守るためのものです。自宅から出ないでください。この国の軍と政府機関を信頼してください。
報道関係者は責任ある行動をしてください。政府はあらゆる可能性を想定しています。」
・・・どう考えても火に油な感じが。
オハイオ川に警備艇が遊弋し川の橋梁に戦車が展開し、ニューヨークのタイムズスクエアに州防衛軍や連邦軍が展開してる状況ではねぇ。
さらには民衆が暴徒化し始めワシントンでは抗議デモ、デトロイトじゃ火炎瓶が飛ぶという有様。
ロサンゼルスじゃ放火に略奪と大騒ぎである。
ついにはWHOが全米国際便を規制して運航差し止めを命じる。
(FAAやNTSBじゃないんだな・・・)
理由はもちろん感染抑止、東部標準時18時以降の航空機は軍及び医療関係のみ。
当然、各州の買い占めが略奪に移り変わり死傷者が出たようだ。
封鎖線崩壊
四日目のラジオをつけると事態がより悪化したと分かる。
ついに検問所で民間人と軍が衝突し発砲、さらにそれによりゾンビが押し寄せたのである。
ちなみに現地リポーターのカメラマンがフランクというらしいが・・・これはネタだろうか?
「ルイビルの封鎖線に隣接する避難所は惨劇の夜を迎えました。軍と市民の衝突が彼らを呼び寄せてしまいました。
恐らく感染者が数百・・・数千人多くなったかもしれません。
ノックス事件は今となっては収拾がつきません。軍は撤退しました。貴方がルイビルにいるなら避難してください。
いかなる危険にも立ち向かうことは出来ません。逃げてください。"今すぐに"。」
彼ら封鎖線取材班は現地での取材を継続する。
「避難所はまさしく戦場になっています。私は機材と共にここに残ります。いずれ軍が再編され戻ってくるでしょう。
私は情報を伝え続けなければなりません。これは私の信念です。少なくともそれが仕事ですからね。」
結構このリポーターさんすき。
しかし大事なところはそこじゃなく、ルイビルにまで感染が及んだ可能性が出てきたことである。
ルイビルというのはかなりの街だそうで、そこまで及んだ場合ねずみ算式に増えるわけだから・・・。
「アメリカ全土がルイビルの大惨事を報道しています。事態は山火事のごとく広がり手がつけられません。
何処にいようと接触を避けてください。死者も生者もです。バリケードを組んで隠れてください。脱出する手段を・・・手段を探してください。」
「ノックス事件についてどう思われますか、博士。
"以前から予算が削減され部署という部署が閉鎖されてきたんだ、対処の仕方に憤りを感じるね。"
"我々の検疫と防疫のためのシステムは・・・銀行でちょっとしたお金に交換されたよ!"。」
「国際線が全便欠航になった同日、警察と軍の治安部隊が戒厳を行い"パニックを起こさず屋内に留まる"ことを勧告致しました。
封鎖線の拡大と封鎖区域拡大に対してマクグリュー司令官の司令部は"安全と責任を以って事件の懸念を取り除くためと述べてます。
しかし国民の不安は収まらずニューヨークで死傷者、マイアミで多数の負傷者が発生しミズーリ州では武装した市民と治安部隊が衝突しています。」
Wild Fire
「引き続きNNRがお送りします。ルイビル南部の封鎖線周辺では銃撃戦が続いており現在取材チームとの連絡が取れません。
何が起こっているのか分かりません。ケンタッキー州での恐ろしい事態は最悪の結果を迎えました。
感染者の鎮圧に銃器が用いられる数百近い死傷者が・・・危険地帯では軍の車列が見えます。撤退しているのです。事件は危機的状況です。」
「リポーターから次の内容の報告がありました。初めに感情的内容についてお詫び申し上げます。
サービスエリアで襲撃がありました。子供が、子供が寝ていると思いました。
その子が突然目を覚まして、隣にいた母親に噛みつきました。
感染者が集まり、私は逃げ出しました、次に何が起こるかわかりません。
知りたくない、もう嫌だ!。」
「感染拡大のルートは・・・血液だけじゃありません。
ルイビルでは変異した人々で溢れています。
感染者から離れてください。
医療機関はパンクし北へ逃れようと川を渡る方もいますが動けない方々が大多数です。
夜間外出禁止令は意味を成してない・・・。」
「えー・・・速報です、写真と報告が届きました。どうやら世界的に事態が波及しています。
イギリスとアフリカです。
もはやノックス事件は局地的事態ではなくアメリカ全土の状況を把握できていません。
感染は以下の地域で確認されています。
オハイオ州シンシナシティ及びコロンバス。イギリスのノーフォークとロンドン、ニューキャッスル。
ソマリアのモガディシュ、韓国のソウル、日本の沖縄です。事態が拡大した理由はわかりません。」
完全に事態が収拾不可能になったようである。
おおむね1週間程度でこれだけ広がるのは何というか凄まじいものだ。
テキストファイルを見る限りベルリン、東京、ニューオーリンズ、ニューヨーク、カリフォルニア、ロサンゼルスも感染したようである。
最後に、地元密着型ラジオであるノックスラジオの最後の放送を。
「どうも皆さん。申し訳ありませんがノックスラジオはこれにて放送を終了いたします。
私たちスタッフにも家族がいるのです。
皆さん幸運を。」